GREETING 社長メッセージ

社長メッセージ

現社長

鈴木清詞

SUZUKI KIYOSHI

日本の工業の歴史は明治殖産興業にはじまって、令和にいたる今日まで世界レベルを牽引する位置をキープしています。 かつて「メード・イン・ジャパン」が世界市場を席捲した昭和の高度成長期、あらゆる産業分野において我々の生産する磨棒鋼はそれを支えていました。
造船、織機、建機、自動車、バイク、あまたの機械製品…。平成・令和と時代の流れとともに需要分野は変化しても、必ず我々はそこにかかわってきました。

しかし、順風環境に安住していたわけではありません。他の産業と同様、激しい競争のなかで独自の技術に挑戦し続けた歴史でもありました。
結果的にその技術を糧として長期の経営戦略を立て、自動車、産業機器をはじめとする国内産業の海外市場進出にも対応できる企業へと成長できました。
我々の仕事は、国内をベースに海外に伸長していく産業に対しコア技術を要する鋼材製品の提供で支えることです。
特に当社が取り組んできた異形磨棒鋼の生産技術は、半導体製造装置や自動運転センサーなどの精密部品製造用の生産設備に使われる、コア部品に役立っています。
国内に2拠点、海外に1拠点を擁する異形磨棒鋼の量産規模は、間違いなく世界一。
この生産体制を背景に今後、新たな需要を生み出す高集積回路や、「IoT」、「5G」といったより高度な事業分野への供給が楽しみでもあります。

鋼材加工業は大規模な装置産業であり、相当な投資を要するため新規の参入が困難。
異形磨棒鋼ともなると、その技術面においてのノウハウは当社に大きなアドバンテージがあり、競争対象は自ずから限定されます。
伸び行く産業のパートナーとして、我々が担う役割は非常に大きなものであると自負しております。

私の持論、「会社は、明るくなければ発展しない」に基づいて常に明るく、楽しく仕事ができる職場を大命題とし、「わかりやすい企業」を目指してきました。
社員ひとり一人が、組織が何処に向かっているのかを明確に理解できる仕組み、その目的に向かって何をすればいいのかを自分で考え、行動ができる仕組み、その過程と結果を正しく評価できる仕組みがきちんと機能していることが大事です。
具体的には、中期計画である「3ヶ年計画(現在は第10期)」を策定し、会社全体の目標と部門ごとの目標をわかりやすく掲げることで、誰もが理解できるようにしています。
「とにかく頑張れ」ではなく、何に対して頑張れば評価されるかを明確にし、指示する側のブレを無くすことができます。
これによって経験値や立場が違う社員それぞれが、積極的に違うアプローチで参加できます。
その小さな目標の集積は横道に逸れることなく、最終的には部門目標につなげることが可能になります。
外部環境や社内事情の変化によって生じる「やりたいけど、それはダメ、これはダメ」といった場当たり的、属人的な判断を排除する一貫した集団意識ができると考えます。

できない理由を考えるより、どうすればできるかを考える人が理想です。
学生の間は個人の能力に負うところが大きいでしょうが、会社に入れば協力者がたくさんいます。
組織の中でたくさんの協力者を得られる人間力、前向きに成長を望む向上心、失敗を恐れないガッツある人に当社の社員は必ず協力します。
会社というチーム力は、時にとてつもないパワーを発揮します。
「自分の思いで組織を動かす」その醍醐味こそが企業人としての成長につながるはずです。
もちろん最初からできる人はいないでしょうが、一緒になって頑張って大きくなりましょう。

我々の会社は決して大きな会社ではありません。しかし、この国の産業とともに歩んできた長い歴史と、他にはない独自の技術を持った会社です。
とはいえ歴史や技術の継承に囚われることなく、自らの力で未来を創造し開拓していく好奇心とガッツをもった若者が仲間になってくれることを期待しています。
可能性は無限に広がっています。